チアパス州、サン・クリストバル・デ・ラス・カサスの街から車で約30分の村、シナカンタン。
マヤ系の先住民族ツォツィル族の言葉で「こうもりの地」という意味だそうです。
そんな村名の由来を聞くとブラックで夜な感じをイメージしてしまいそうですが、かわいさ、ゆるさ、ユーモア爆発のカラフルなどうぶつ刺繍クッションカバーが届きました。

村に行くと、みなさんゴージャスなお花の刺繍を施した民族衣装を着ているのですが、どこからこのどうぶつ刺繍が生まれたんでしょう。ぎっしり刺繍がしてあるのでぷっくりと動物が浮き上がっているようにも見えます。そしてどうぶつ一匹一匹、鳥一羽一羽がとっても表情豊か。へんてこりんな子もところどころに潜んでいます。

こちらのクッションカバー、どうしても刺繍ばかりに目が行ってしまいがちですが、実はベースも手織りです。
腰機(こしばた)と呼ばれるシンプルな道具で一枚一枚織られています。
布を織ってから、ちくちく刺繍、そして手縫い。機械なんてどこへやら。
オール手しごとなんです。作るのにめちゃめちゃかかってます、時間。
なので、というわけでもないけど、多少の歪み、サイズの違い、縫製の粗さはどうぶつといっしょに大らかな気持ちで笑い飛ばしてほしいと思います。

今回村から届いたのは、どうぶつ多め、すき間少な目、刺繍ぎっしりの増し増しタイプ。
これだけたくさんのどうぶつが縦横無尽に飛び交っていると、どれにしようか本当に迷うところ。
同じものは一つとして無いので、じぶんのおうちに迎えたい子をじっくり選んでいただければと思います。
珍しく「ほぼ」同柄の刺繍のものも届いています（きみどり②＆③、濃いあお①＆②）。
2つ同柄で並べたい方はお早めに。

サイズ：縦41.5〜47.5cm x 41.5〜49cm
※とってもサイズの違いが大きい製品ですが、45cmとして販売されているクッションであれば問題なく入ります。イメージ写真では50cmの羽毛クッションを中に入れています。

【ご注意事項】
※腰機では経糸(たていと)へのテンションのかけ具合によってできあがりの幅に差が出るため、誤差が生まれやすい織物です。
※手洗いもしくはネットに入れての洗濯をお勧めいたします。作り手さんは屋外や土間で作業をしているため、ホコリ等の付着が見られます。気になる方は最初に洗っていただくことをおすすめします。また、最初のうちは色移り等の可能性がございますので、単体での洗濯をお願いいたします。水洗いをすると1cm程度縮みます。
※取り扱いの商品はすべてメキシコ現地の職人さんの手しごとにより作られており、形の不揃いさや縫製の歪み、色のはみ出し等が見られることがございます。