オアハカを代表する民芸品といえばカラフルな木彫りの彩色人形。
ものすごくカラフルなもの、奇想天外ないきもの、とっても精巧に作られたものなどなど、オアハカに行くとたくさんの、いろいろな種類の木彫り作品を目にすることができます。

そんな木彫り作品ですが、もともと作られていたものはざっくりとした木彫りにざっくりと色をつけたものだったようです。今回ご紹介するアンヘル・サンティアゴさんの作ったどうぶつの壁掛けは、そんな昔の面影が残るクラフト感漂う品。色は派手ですが、このゆるさとクラフト感がいろんなテイストのインテリアにも馴染む作品たちだと思います。いくつか並べてもかわいいです。

うっすら木肌が透けているのは昔ながらのアニリン染料で仕上げているから。この染料、ちょっと扱いに手間がかかるようで、現在使っている職人さんはあまりいないんです。色が落ちやすいとか、時間と共に退色しやすいとか、デメリットもありますが、アクリル絵の具とはかなり異なる味があります。エイジングを楽しむ気持ちで、色が薄くなっていく様子も楽しんでください。あ、裏のサインは油性ペンです。

□どうぶつ名について
昔の面影を残した木彫り人形にこだわりがあるアンヘルさん、どうぶつの見え方がちょっとフシギな方です。私たち、今回はすべてコヨーテということにしましたが、これのどれかはクマで、どれかはキツネらしいのです。キツネはいてもおかしくないかなと思うですが、クマ？？？うーん、ちょっとどれかわからなくなっちゃったので、全部コヨーテにします。というわけで、種類名がコヨーテになっているものはコヨーテ、キツネ、クマの可能性があります。ヒョウもありえるかも。
ウシはウシ、ライオンはライオンで間違いない(と思います)。
トラはネコかもしれません。

【ご注意事項】
※取り扱いの商品はすべてメキシコ現地の職人さんの手しごとにより作られており、形の不揃いさや色のムラやはみ出し等が見られることがございます。
※アニリン染料は時間とともに色が褪せていきます。不良品ではありませんので、エイジングを楽しむ気持ちで大切にしてください。
※濡れた手で触ったり湿気の多いところに設置すると、色が落ちやすくなります。壁面への色移りにもご注意ください。